1月から12月まで、私が読んだミステリで
印象に残ったものを。
東川篤哉「私の嫌いな探偵」
やはり東川さんといえば、烏賊川市シリーズ。
ギャグと本格ミステリの融合も実にうまくできています。
久しぶりのシリーズ文庫化でよかった。
北森鴻「天鬼越-蓮丈那智フィールドファイルⅤー」
シリーズ最終作。できれば浅野里沙子先生の手で、
続けてほしいなあ。
ヘレン・マクロイ「二人のウィリング」
今年一番の収穫。シリーズ作品はまだまだありますので、
これからも読むのが楽しみです。
若竹七海「静かな炎天」
葉村晶が不惑を迎え、再び探偵稼業を再開した第2弾。
相変わらず不運に見舞われる彼女も見物ですが、
年例から来る衰えも、なんだか人ごとじゃなくなってきて、共感してしまうなあ・・・
麻耶雄嵩「貴族探偵対女探偵」
「こうもり」の衝撃、再び。
各話のタイトルに秘められた「謎」も魅力的です。
赤川次郎「華麗なる探偵たち-第九号棟の仲間たち-」
まず本シリーズが復刊したことがとてもうれしいです。
こんなにもおもしろい作品がまだあったのかという驚きと
楽しみで、来年刊行作も早く読みたい。

華麗なる探偵たち: 第九号棟の仲間たち1 〈新装版〉 (徳間文庫)
- 作者: 赤川 次郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2016/09/02
- メディア: 文庫

第九号棟の仲間たち1 華麗なる探偵たち 〈新装版〉 (徳間文庫)
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2016/09/02
- メディア: Kindle版
皆様、よいお年をお迎え下さい。