動物嫌いのペット探偵が挑む
5つの事件。
ユーモアハードボイルド。
フツーに楽しめました。
オススメを挙げるならば、
「野良猫嫌い」。
動機やそれに気付く探偵の思考過程が
よく描けているのではと。
もう1つは「失踪」。
前者とも共通するのですが、
依頼人にしてやられるパターン。
「野良猫~」ほどではありませんが、
もし知っていたら、こんな大事には
ならなかったでしょう。
それと本作は名前のトリック
(トリックとまではいきませんが)
がおもしろい。
まあこれも探偵が聞き込みをもっと
しっかりやれば混乱しなかった訳ですが、
野良猫や飼い猫でも外に出る猫なんか
ではよくある事だよなあ。
シロとかクロとか、人間は勝手に
名前付けますから(苦笑
どうしても腑に落ちないのは
「狙われたヴィスコンティ」。
あまりに尻切れトンボ過ぎます。
何にも解決せず終わってます(笑
動物嫌いの主人公も話が進むにつれて、
少しずつその嫌い度は下がっているように
思えます。
最終話なんかでは下の世話もしてますしね。
本作はこれで終わりなのか、
シリーズ化されるのかわかりませんが、
まあ「ディプロトドンティア・マクロプス」が
あるので、
それとの関係もあるでしょうが・・・
個人的にはシリーズ化を希望。
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