貫井徳郎さんの珠玉の作品が詰まった短編集。
4編を収録。
とにかく異色中の異色作「二十四羽の目撃者」
詳細は集英社文庫版西澤保彦さんの素晴らしい解説を読んでください。
明らかにこの作品は貫井作品の中でも際立ってます。
オススメは「我が母の教えたまいし歌」
これは驚いた。
母親の臨終に立ち会う男。
彼はその光景を前に、父が亡くなった30年前の事を思い出す・・・
なぜ母は極端に外へ出ようとしないのか、
社会と関わることができないのか、
初めて知った姉「初音」の存在・・・
彼が最後に行き着いた真実とは。
他の作品もどれも最後にどんでん返しなトリックが施されていて、
非常に良作揃いの短編集です。
「二十四羽の~」はハードボイルドとして僕は読みましたが、
どうなんだろ。
2010年12月19日
この記事へのコメント
もりん様、nice!ありがとうございます~
Posted by コースケ at 2010年12月21日 00:30
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