新たなるシリーズ。
新シリーズは、出版社の新人営業マン、
具体的には明林書房の井辻くんを主役とし、
ライバル出版社、書店、文学賞などなど、
彼の日常を描いたハートフル・ミステリ。
ミステリの色合いとしては圧倒的に
成風堂書店シリーズの方が強いです。
本作はそもそもミステリと呼んで良いものなのかどうか、
個人的には悩みます(笑
まあ日常の謎、と言ってしまえばそうなのかも。
オススメは「贈呈式で会いましょう」
読んでいて、東野圭吾さんの
「黒笑小説」収録の一連の受賞作話
を思い出しました。
そのお話とは全く違うのですけど、
この受賞者のコメントが印象に残りましたね。
黒笑に出て来る受賞者のようにならないでほしいなと(笑
すでに第2冊目も出ています。
大崎さんの新たなシリーズとなるか。

平台がおまちかね 出版社営業・井辻智紀の業務日誌 (ウィングス・コミックス)
- 作者: 久世 番子
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2011/04/23
- メディア: コミック