2012年05月14日

出口のない部屋

四の五の言わず(笑)まずはAmazonさんの紹介ページから。

赤いドアの小さな部屋に誘われるように入り込んだ3人の男女。
自信あふれる免疫学専門の大学講師・夏木祐子、善良そうな開業医の妻・船出鏡子、
そして若く傲慢な売れっ子作家・佐島響。見ず知らずの彼らは、
なぜ一緒にこの部屋に閉じ込められたのか?
それぞれが語りだした身の上話にちりばめられた謎。
そして全ての物語が終わったとき浮かび上がる驚くべき真実―。

ややネタバレあり。




作中作という形式を取っています。
主人公は上記にあるように三人の男女。
この三人の語る話が実におもしろい。
事実を述べているようで、実のところ微妙な嘘が交じっています。
そして、この三人が語る話には、ある共通人物が実は登場しています。

作品としては前作「密室の鎮魂歌」にやや通じるところがあるなあと
個人的には感じましたが、どうでしょう。





出口のない部屋 (角川文庫)

出口のない部屋 (角川文庫)

  • 作者: 岸田 るり子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: 文庫
posted by コースケ at 21:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 岸田るり子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
31さま、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2012年05月21日 00:41
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック