ようやく超多忙な時期が一段落しました・・・
ブログも通常更新にたぶん戻ります。
さて復帰後(?)第1段はもうだいぶ前に読んだもので恐縮ですが、
歌野晶午さんから。
本格ミステリ大賞受賞作にして、
前作「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編!
さて本作では前作の主人公たちがどうなったのか、
それが語られています。
そしてそのあまりにショッキングな内容から、
公表は伏せられていましたが、
その内容を含んだデータが流出した事で、
第二の頭狂人らが登場することになったのです。
名探偵であり殺人鬼でもある「今回の」五人は
前作のハンドルネームをそのまま用いて、彼らに敬意を表します。
個人的にはQ3「切り裂きジャック三十分の孤独」が秀逸でした。
なぜ死体を損壊する必要があったのか、この問いに実に見事に答えてくれています。
若干バカミスな気もしますが、これは純粋にすごいと思う。
ところで、このQの表題は本歌取りですよね?前作もそうでしたけど。
Q3は島田荘司御大、Q4は有栖川有栖さん、Q?は岡嶋二人さん、
えーと後は・・・Q5はカー?Q6、高木彬光さん?、Q1はごめんなさい、わかりませんでしたm(_ _)m
このシリーズは間違いなくまさに現代の本格だろうなあ。
実際の所、こうしたゲームが行われていても、不思議に思わないというのが
怖いところです。
次作「マニアックス」ではどんな謎を用意してくれるのでしょうか・・・
2012年09月27日
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この本ぜひ前作から読んでみたいです。
名探偵=殺人鬼の構図が見事ですし、
個人的には前作の登場人物の方が重厚?という感じがします。
ラスト後が本作で描かれるので、ぜひ「王手飛車取り」から
読んで下さい!