まずはAmazonさんの紹介ページから。
学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、
恐ろしい場面を……。京都の名門高校に次々起こる凶悪事件。
古生物部の部長にして化石オタクのまりあが、たった一人の男子部員をお供に繰り出す、
奇天烈な推理の数々とは?
久しぶりの更新です。
本書も読んだのは2ヶ月くらい前ですね。
摩耶さんの作品ということで期待して読みました。
本書最大の特徴は古生物部の部長・神舞まりあが披露する推理が本当に正しいのか?
ということが全く証明されないままに物語が進行することでしょう。
というのも、まりあが信じ込んでいる「生徒会役員が犯人」という大前提があるため、
生徒会役員が犯人という前提の推理を構築しているためでしょう。
もしまりあの推理をワトソン役である桑原彰が証明しようとすると、
生徒会役員が犯人という大前提が崩れる可能性があるため、これはできないのでしょう。
最終話「赤と黒」では、生徒会役員が犯人ではないという大前提を崩すために、
彰がとある行動にですのですが、これは予測できませんでした。
ただ、不満な点もあります。
生徒会との確執は部の存続というものがあるものの、生徒会役員が犯人である
合理的理由はそもそも何なのか?というのがよくわからないのです。
各事件にて生徒会役員はそれぞれが動機を持つのでしょうが、そこが
うまく説明出来ていないのではないかと感じました。
ラストを読む限りでは続編はなさそうですが、さてどうなりますか。
2017年12月09日
この記事へのコメント
はじドラ様、nice!ありがとうございます~
Posted by コースケ at 2017年12月11日 19:40
鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2017年12月11日 19:41
@ミックさま、nice!ありがとうございますm(_ _)m
Posted by コースケ at 2017年12月11日 19:42
31様、nice!ありがとうございます~
Posted by コースケ at 2017年12月11日 19:44
サイトー様、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2017年12月11日 19:44
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