まずはAmazonさんの紹介ページから。
訪れた者を次々と死に誘う狂気の館、教会堂。
失踪した部下を追い、警察庁キャリアの司は館に足を踏み入れる。
そこで待ち受けていたのは、水死・焼死・窒息死などを引き起こす数多の死の罠!
司の足跡をたどり、妹の百合子もまた館に向かう。
死のゲームと、天才数学者が求める極限の問いに、唯一解はあるのか!?
以下、ややネタバレあり。
前作「伽藍堂」でシリーズとして大きな転換点を迎えた<堂>シリーズ。
本作でもその点では見事にやってくれました。
そして、百合子の出生がついに明らかになります。
さらに宮司司やこれまでの事件関係者にまでその累が及ぶことに。
筆者のあとがきはこのあたりの苦悩でしょうか?
今回も数式が盛りだくさんのなのですが、ゲーム理論が全面に登場するなど、
文系の自分でも館のトリックはなんとか理解できました。
おそらく一番恐ろしい「囚人のジレンマ」でしょう。
それにしても教会堂に突然関孝和の名前が登場したのが驚きました。
ついに江戸時代まで遡ったか、と。関の遺した算額、何が記されていたのでしょうか。
ところで<堂>シリーズはあと2作で完結するのですが、
(来月に「鏡面堂の殺人}が書き下ろし刊行)
度々名前が登場する「藤天皇」こと「藤衛」や「The Book」など数々の謎を
残したまま。
司を失った百合子ははたしてどうなるのか。
鏡面堂の殺人も楽しみです。
2018年11月17日
この記事へのコメント
鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2018年11月20日 23:11
@ミックさま、nice!ありがとうございます~
Posted by コースケ at 2018年11月20日 23:12
31様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
Posted by コースケ at 2018年11月20日 23:12
むうぴょんこ様、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2018年11月20日 23:12
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