まずはAmazonさんの紹介ページから。
謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面に出会う、シリーズ第6弾。
「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた
〈古典部〉部員・伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、
ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。
千反田は今、どんな思いでどこにいるのか――会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。
千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、
瑞々しくもビターな全6篇。
久しぶりの<古典部>シリーズ。
短編集ですが、本シリーズとしての転換点が描かれる作品群ではないでしょうか。
奉太郎の省エネ主義がいつからなのか。「やらなくてもいいことなら、やらない。
やらなければいけないことなら手短に」というのはいつから始まったのかが
明かされる『長い休日』
この主義。<古典部>入部してからの奉太郎に果たして当てはまるのかなあ(笑
伊原摩耶花の漫画研究会退部と、その過程、(さらには進路?)を窺わせる
『わたしたちの伝説の一冊』
そして摩耶花の奉太郎への微妙な感情が描かれた『鏡には映らない』
最もミステリ色が濃いのは『箱のなかの欠落』ですが、
これは犯人の目的も意図も不明すぎるのが難点でしょうか。
そこは奉太郎らには確かに関係ないのですが(票が増えた理由を明かすのが目的)
それにしても、不可解すぎるなあと感じました。
表題作『いまさら翼といわれても』は千反田えるの<家>に関わる問題。
本作があるからこそ、次作以降の<古典部>がどうなるのか楽しみです。
千反田家の事情なども次作以降で明かされるのでしょうか。
2019年08月13日
この記事へのコメント
鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます~
Posted by コースケ at 2019年08月16日 20:57
@ミックさま、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2019年08月16日 20:58
むうぴょんこ様、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2019年08月18日 23:05
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