2022年07月03日

花嫁は三度ベルを鳴らす

まずはAmazonさんの紹介ページから。

実業家の片瀬は、妻の靖代とその妹の早紀と東欧を旅していた。
途中、靖代が体調を崩して亡くなってしまう。
異国だったが仕方なく現地に埋葬するが、
そこには、棺の中から鳴らせるように墓標の十字架にベルを取り付ける奇妙な風習があった。
鳴るはずのないベルが鳴り響くとき女子大生・亜由美は事件に巻き込まれていく!
人気シリーズ第33弾。


赤川次郎先生作品が続きました。
花嫁シリーズも長い!33作目とは。
現在は35作目(『花嫁、街道を行く』)まで刊行されています。

通常と変わらず、本書にも2作が収録。
表題作は後回しにして、まずは「花嫁は滝にのぼる」から。

近年の赤川作品だなあというのが感想。
大きな権力に立ち向かっていく、それを亜由美とドン・ファンらが助けるという。
それと本作での花嫁は誰なのかなあと。
宇佐見しのぶ?これは騙しのためだから、実際はせずで、やはり高野良子ですかね。


さて表題作ですが、久しぶりに谷川准教授が登場します。
本作、かなり楽しめます。
亜由美一行はいきなりルーマニアへ行きますし、母である清美も大活躍します。

黒幕自体はすぐわかるのですが、亜由美たちをルーマニアまで行かせた人物は
一体誰なのか?谷川というのが仄めかされ、さらに諸岡早紀のことを
「ずっと前から好きだった」という衝撃の証言まで・・・
いやいや亜由美にとっては、重大なる謎が残りましたね。
これ、次作以降で描かれるのでしょうか?気になります。

それにしても、赤川先生作品は、ページをめくる手を止めさせないなあ。

ちなみに、多くの赤川作品を読んできましたが、実は双葉文庫刊行作品には
手を出していないのです(笑
あれも多いんですよねえ。あれに手を出すと、相当数読むものが増えてくる。
さてどうしたものか。


花嫁は三度ベルを鳴らす (実業之日本社文庫)

花嫁は三度ベルを鳴らす (実業之日本社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2022/06/03
  • メディア: 文庫



posted by コースケ at 18:37| Comment(5) | 赤川次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鉄腕原子様、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2022年07月15日 00:06
@ミック様さま、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2022年07月15日 00:07
xml_xslさま、nice!ありがとうございます!
Posted by コースケ at 2022年07月15日 00:07
31さま、nice!ありがとうございますm(_ _)m
Posted by コースケ at 2022年07月15日 00:07
むうぴょんこ様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
Posted by コースケ at 2022年07月21日 20:28
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