2020年03月31日

訃報・志村けんさん

自分が物心ついた時に、初めて触れたお笑いが
「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」でした。
だいじょうぶだぁ教とあのタイコ、今でも覚えています。
スイカマンやネコヘビなど、当時の私にとっては怖い探偵物語もありましたが、
練りに練ったコント、今でも十分笑わせてくれました。

そして火曜ワイドスペシャルで月1で放送されていた「ドリフ大爆笑」
志村さん初の冠番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」
ウンジャラゲを一緒にTV前で踊った人はたくさんいたでしょう。

「8時だョ!全員集合」がDVD化したとき、本当にうれしかった。
生放送での屋体崩しの大がかりコントから、
「ドリフ大爆笑」での、収録でしかできない、ブラックユーモア溢れるコント。
好きなコントを挙げればキリがありません。

ドリフ5人のコントも、カトケンの黄金コンビのコントも、だいじょうぶだぁファミリーの
コントも、そして今も続くバカ殿やメンバーを変えてのだいじょうぶだぁ、
オチは分かっていても、笑えるコントを作れる人はもういない。

今年は映画の主役に朝ドラ出演と、日本の喜劇王が喜劇俳優としての一面を存分に
魅せてくれる、そして新たな志村さんを観ることできる年でもあったのに、
本当にショックで、ただただ残念で、言葉になりません。

慎んでご冥福をお祈りいたします。
posted by コースケ at 00:30| Comment(1) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月19日

スーパープレミアム「獄門島」

終戦直後、瀬戸内の孤島を訪れた金田一耕助(長谷川博己)。
僧の了然(奥田瑛二)の案内で島の実力者・本鬼頭家にやってきた金田一は、
そこで美しい女性・早苗(仲里依紗)と出会う。
さらには島に似つかわしくない奇抜な風体の3姉妹にも。
そしてある晩、末妹の姿が消える…。
金田一耕助再起動!数々のミステリー・ランキングで1位に輝く横溝正史の最高傑作!
封建的な島で繰り広げられる怪奇な連続殺人の謎に金田一が挑む!

       (NHKスーパープレミアムHPより
               http://www4.nhk.or.jp/P4031/

日本ミステリーの金字塔であり、『東西ミステリーベスト100』1985年版及び2012年版
いずれにおいても第1位という、偉業を成し遂げた本作。

かつては2時間ドラマ枠で金田一耕助シリーズはよく映像化されていましたが、
このところほとんど観る事はありませんでした。
(明智小五郎も同様)

そんな中、長谷川博己氏を金田一耕助に抜擢し
この名作を映像化したNHKBSプレミアムに感謝。

本作の魅力とは何なのか。
有名な「釣鐘」、鬼頭早苗、見立て殺人・・・
いずれも欠けてはならない本作を構成する重要なものばかり。

その中で僕が一番本作で好きなのは了然和尚のあの台詞。
「きちがいじゃが仕方がない」。
まさかこの台詞をこのドラマで聞くことができるとは!

もうネタバレしますが、「気違い」と季違い」という2つの
意味がこの台詞にはあり、金田一が事件を解明する
1つの鍵になるのですが、
近年は放送禁止用語でもあり、基本再現されませんでした。
しかしさすがBS。これを見事再現。これは素晴らしいの一言。

そして本編でも見事にこの台詞が謎解明に役立っています。
しかも、金田一は枕屏風にある3句ある俳句のうち、1句だけ読めなかったのですが、
ここも再現。それを聞いた金田一が一気に解決に事件を導きます。

頭をかきむしる、興奮するとどもる等、金田一の癖も
さりげなく表現されている所も良い。

本作の金田一は鬼頭千万太の亡霊に何度も脅かされます。
それは彼の遺言、
そして金田一の経験した戦争体験に拠るものでしょう。

金田一の謎解きの場面。了然和尚がショック死するまで描かれていましたねえ。
あの時の金田一はある種狂気にみえた。

ラストシーン、船で本州へ帰る金田一の元へ電報が。
「アクマガキタリテフエヲフク」
これは続編への伏線か!?


獄門島 (角川文庫)

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  • 作者: 横溝 正史
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  • 発売日: 1971/03/30
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金田一耕助ファイル3 獄門島<金田一耕助ファイル> (角川文庫)

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2001/10/12
  • メディア: Kindle版
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2015年10月03日

刑事コロンボ「殺人処方箋」ーBS--TBSで「刑事コロンボ」放送決定!ー

何気なくテレビを付けたら、なんとコロンボをやってるじゃないですか。
来週からBS-TBSで刑事コロンボ全69作放送とは、
TBSもたまには良い事を(失礼)やってくれますね。
でも平日か~DVD持っていてもなんだかテレビで見てしまうなあ。

しかし「新・刑事コロンボ」もやるのか。
こっちは全作のブルーレイ、DVDはどうなっているのか。
69作全てを納めたブルーレイは出ていますが、新のみがほしい(笑
なぜなら旧は持ってますので。

記念すべき第1作は「殺人処方箋」
改めて視て、本当に驚きました。
本作でシリーズのフォーマットはほぼ固まっています。

コロンボの身なりや風貌は全て犯人を欺くものであり、
その実は非常に優れた頭脳を持ち、犯人を追い詰めていくための手段である、
この第1作において、犯人が精神科医であることもあってか、
コロンボの特徴は見事に看破されていることにも驚きました。

本作は共犯という1点のみで、コロンボは勝負するんですが、
ラスト、どうやって彼女を説得したのかなあ。
それまでの流れを見る限りでは全く想像が付かない。

コンプリートボックス、またAmazonバーゲンでかなり安くなれば・・・




刑事コロンボ完全捜査ブック

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2015/02/27
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  • 作者: 町田 暁雄
  • 出版社/メーカー: 宝島社
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  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2012/07/03
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2015年09月04日

浅見光彦シリーズ52・神苦楽島

フジテレビの浅見光彦シリーズも20週年とは・・・
榎木孝明さんと中村俊介さんの二代でですからねえ。
これはすごい。それだけの人気シリーズということです。

今回の事件は豪華客船飛烏Ⅱに乗船できるという
始まりから、「貴賓室の怪人-「飛烏」編」がついに!
と思いきやでしたね(苦笑
というかあれは今後放送という振りなはず。

原作では携帯を購入しにいき、被害者に遭遇するという
話でした。
特に新興宗教との対決で、シリーズの中でも異色作だと、かつて
私のブログ内で書いていました(笑

今回のテレビ版では、やはりラストの謎解きが圧巻でした。
新宮と浅見の議論もすごかった。
一応安達祐実がヒロインの立ち位置なのでしょうが、
ここもこれまでのシリーズとは異質です。

2時間楽しめました。まあ不満を挙げればCMが多すぎたことかな。


神苦楽島〈上〉 (文春文庫)

神苦楽島〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: 内田 康夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11/09
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神苦楽島〈下〉 (文春文庫)

神苦楽島〈下〉 (文春文庫)

  • 作者: 内田 康夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11/09
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神苦楽島(かぐらじま)上

神苦楽島(かぐらじま)上

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11/10
  • メディア: Kindle版



神苦楽島(かぐらじま)下

神苦楽島(かぐらじま)下

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11/10
  • メディア: Kindle版
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2013年09月09日

十津川警部シリーズ50作記念作品「消えたタンカー」

TBSの十津川警部シリーズは
渡瀬さんと伊藤四郎さんの名コンビ、そして余韻に残る音楽と
テレビ朝日版とはまた違う味わいがあります。
(テレビ朝日版は十津川警部役や亀井刑事役が交替しているので、
一概にこうとは言えませんね。)

そんなTBS版も今回で50作。
そんな記念作に渡瀬さんの実兄渡哲也さんを迎え、
十津川警部初登場作品である「消えたタンカー」を映像化。

本作は西村京太郎氏が得意とする「消失モノ」というのも特色の1つ。
消えた巨人軍、一千万人誘拐計画、ミステリー列車が消えたなど、
ここに挙げたのはごく一部で、他にもたくさん消失モノを書かれています。

本作は原作を変えてのドラマ化となりましたが、
タンカーの消失にはきちんと触れていましたねえ。

なぜ乗組員が次々と殺害されるのか?
10年前の事件と何か関係しているのか?

このお二人のコンビは本当に抜群の安定感で、
いつも楽しめます。

しかし来週は浅見光彦シリーズか・・・また観る事になるな(苦笑


消えたタンカ- (講談社文庫)

消えたタンカ- (講談社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/02/12
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消えたタンカー (光文社文庫)

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  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2005/09/01
  • メディア: Kindle版
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2013年01月01日

相棒 season11 「アリス」

新年明けましておめでとうございます。
本年もおそらく続けていくかと思いますので、
どうぞよろしく御願いいたします。

さて元日恒例となった相棒スペシャル。
今回は57年前に起こった神隠し事件をメインとして、
さらに殺人事件が起こり、杉下が解く、みたいなのを
想像してたんですが、警察庁も絡む歴史の闇に葬られた
謎をも解く壮大な話でしたねえ。

捜査一課トリオ、最後素晴らしい活躍だったなあ。
しかしあの隠し納戸の暗号はよくわかったな・・・

最後は若干駆け足だった感じもしましたが、
楽しめました。


相棒 season9 (下) (文庫)

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  • 作者: 碇 卯人(ノベライズ)
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2013/01/04
  • メディア: 文庫
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2012年12月19日

相棒 season11 「森の中」 「猛き祈り」

前後編となった今回の相棒。
実におもしろかった。とても楽しめました。

甲斐享が生死をさ迷うまでの重体で病院に運ばれ、
命は取り留めるものの、記憶喪失に。
彼を暴行したのは誰か。
彼の言う「鐘の音」とは?

歴代の相棒でイメージしてみても、
このストーリーは成宮さんでなければ成り立たなかった話に感じました。

どこかおどろおどろしい登場人物、そして閉鎖空間をイメージする森。
そして明かされる真実。よく右京がマジギレしなかったなと思いました。

前編で中園参事官が内村刑事部長にキレるシーンは笑った。
すべて杉下が解決しますよ!(笑
まあ確かにその通りなんだけど、なぜ急にあんなに反乱したんだろう。


即神仏まで辿り着いた右京の推理力はさすがとしか言いようがありません。
ただ最後に甲斐巡査部長の記憶を呼び起こした「幽霊」は、
「幽霊屋敷」を思い起こさせるラストでしたね。
「幽霊屋敷」でも右京はこの写真は~とこだわってましたし、
今回もやたらこだわってましたね。

さて恒例の元日SP。これまた僕の興味をものすごく惹く内容で
楽しみです。


相棒 season9 中 (朝日文庫)

相棒 season9 中 (朝日文庫)

  • 作者: 碇 卯人(ノベライズ)
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/12/07
  • メディア: 文庫
posted by コースケ at 22:14| Comment(1) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月10日

相棒Eleven 「聖域」

season10にて神戸警部補が去りました。
新たな相棒が誰になるのか、それに注目が集まりました。

個人的には10で相棒終了でも良かったと思いますが、
最終回がその内容には僕としてはふさわしくなかったと思いましたので、
まあ11があってしかるべき、でしょうねえ。

今回の事件は相棒得意の警察内部、権力の及ばない領域での殺人事件。
残り40分弱でよくあれだけの推理を組み立てなあというのが率直な感想。
もちろん暴発が事故でない、という事はだいたいわかりますが、
それを拳銃を出発点に推理を構築する杉下警部はさすが。
最後はややスマートさに欠けた感じもしましたが。

新たな相棒である甲斐享巡査部長は警部のご指名によるもの。
確かに、なぜ指名したのかはわかりません。

それと彼の父親である警察庁次長の甲斐峯秋。
なんだか杉下警部をやたらと評価していましたが、
特命係の後ろ盾的な存在になっていくのでしょうか?
謎が多いseasonですが、次回以降も楽しみです。


相棒オフィシャルガイドブックvol.3 (NIKKO MOOK)

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  • 出版社/メーカー: 産経新聞出版
  • 発売日: 2012/09/14
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2012年04月27日

浅見光彦シリーズ44 砂冥宮

今年は浅見光彦生誕30周年だそうです。
そして中村俊介さんが浅見光彦を演じ始めてから、本作が30作目。
そんな中村さんも37歳。
永遠の「33歳」浅見光彦を追い越してしまいました。

轟部長刑事を演じたダンカンさんがよかった。
欲を言えば、本書の名言「浅見さんには私心がないんです」を
聞きたかったですね。

かなり横道にそれますが、
かつて金田一耕助が次々と映像化され、
多くの俳優さんが演じられたように、
浅見光彦もそうなっていくのかなあ。





砂冥宮 (実業之日本社文庫)

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  • 作者: 内田 康夫
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/10/05
  • メディア: 文庫
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2012年02月19日

必殺仕事人2012

なんだかんだ観てしまうという(笑

少なくとも、仕立て屋経由の頼みは
強引だったなあ。
なぜあの場に女がいたんだよ・・・

それから悪がどうも、いまいちわからん。
高橋英樹さんは良いと思いますが、
組織の設定がよくわからん(笑
それに悪逆非道なのかというと微妙な気がします。

主水のテーマと襟巻きは合わないと思う。
そして使ってはほしくないですね。
というか、中村主水を意識し過ぎている。
どうせなら新たな必殺をつくる意気込みを
見せてもらいたい。

最後も意味がわからん。
双子の兄の坊主は弟にどんな恨みがあったのか、
なぜ腕を失ったのかとか全然わからず。

BGMを聴けただけ良かった。


必殺仕事人2010&2012 [DVD]

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